感染症の診断について

インフルエンザ

典型的なインフルエンザは平均2日間の潜伏機間のあと、38度以上の高熱、上気道炎症状(咳、痰、鼻水)が出現することが特徴的です。人によっては37度台の場合もあります。

 

当院ではイムノクロマト法によるインフルエンザの抗原検出キット(富士ドライケム、その他)によって診断しております。

各試薬の検出できる抗原量に達していない場合は陰性となるため、検査が陰性だからといってインフルエンザにかかっていないとはいいきれないことがあります。

 

治療はイナビルの吸入、もしくはラピアクタの点滴を行っております。

いずれもウィルスの増殖を抑え、発熱期間を短くしてくれるお薬です。

 

マイコプラズマ肺炎

初期の症状は発熱やだるさ、頭痛といった一般的な風邪に似ています。大きな特徴は長引く咳です。

痰が少なく乾いた咳で、3,4週間続く比較的長く続く咳の症状があります。

 

検査には採血(抗体量の測定)と咽頭ぬぐい液、喀痰からの抗原検査、核酸同定検査がありますが、当院では採血での血清抗体価陽性所見のみでは、陽性持続期間が長く、既感染(以前の感染)で陽性を示すことがあるため、抗原検査を主に行っております。

具体的にはイムノクロマト法によるマイコプラズマ抗原の検査(富士ドライケム、旭化成ファーマ)を行っており、検査所要時間は15分程度いただいております。

その結果、陽性との診断となれば、抗生剤による治療を開始しております。

 

 

溶連菌感染症

症状は38度台の発熱、のどの痛みがある。そのほか咽頭発赤、イチゴ舌、発疹がある場合があります。

風邪と違って、咳や鼻水がでないことが特徴的です。

 

検査はAβ溶血連鎖球菌抗原キットにて陽性かどうか判断します。

治療は抗生剤の内服を1週間前後服用いたします。

この病気は心臓弁膜障害を起こすリウマチ熱や急性糸球体腎炎が合併症としてあり、検査を勧めております。そして陽性となった方は2~4週間後に尿検査をして異常がないかどうか確認いたします。